秘書検定2級 一般知識の解説! 合格者が語る重要point。

2022年1月29日土曜日

資格

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秘書検定2級の一般知識は暗記中心の問題であり、全体を通して約3問出題されます。



出題数でいうと他の単元より少ないですが、3点に泣く受験者は多く、暗記だからと敬遠せず確実にものにしていく事が大切となります。



しかし「暗記が苦手」な人にとってはどこから手を付けていいか分からないという方も多いかと思います。



そこで本記事では私が実際に秘書検定2級に合格した際に学習した個所と、受験したからこそ見えてきた重要ポイントなどをまとめていきます。



ゆるく語っていくつもりなので、気軽に下までスクロールして下されば幸いです。



全単元のまとめは以下リンクより。




秘書検定2級 一般知識 出題範囲





秘書検定2級の一般知識は大別して下記4つに分類されます。


☑ 会社の仕組み

☑ 組織の人事

☑企業のお金の流れ

☑企業の生産管理・知識


本記事では上記4つの単元について、出題内容・point等まとめていきたいと思います。



秘書検定2級 企業の仕組み




企業の仕組みと言うとお堅く感じますが、ここでは企業の種類についてまとめます。



日本には多くの企業がありますが、秘書検定2級では「株式会社」についてしっかり学んでいれば問題ありません。



株式会社の1番の特徴は、株式を有する株主から資金を調達し、その資金から経営者が事業を行い、そうして生まれた利益を最終的に株主へ配当する仕組みです。



世界的に有名なトヨタも株式会社ですね。



図に表すと以下の通り。イメージだけでも掴んでおきましょう。

 



 ※不安な方は合名会社は無限責任とだけ覚えて下さい。




秘書検定2級 人事労務の知識



ここでは人事や労務に関係する用語をピックアップし、説明していきます。


秘書検定2級 人事編

まずはドラマなどでも耳にする事の多い人事異動です。会社内での縦の移動や会社外への移動など様々な種類がありますが、有名なものは以下の通りです。



昇進→役職や序列が上がる。(⇔降格)

降格→役職や序列が下がる。(⇔昇進)

昇格→資格や等級が上がる。(※昇格の反対が降格ではない!注意)

出向→籍を変えずに子会社や関連会社へ一時的に移動。

 秘書検定2級ではこのくらい分かっていれば問題ありません。



 


秘書検定2級 労務編

労務とは、その名の通り会社での労働に関する事務のことです。そして労務管理とは経営者が従業員に対して行う管理のこと。


 

具体的には賃金制度や福利厚生制度が挙げられます。企業の生産性を向上する為にも非常に重要な管理と言えますね。



そして、こうした労務管理の中核的機能を持っているのが皆さんもよく目にする就業規則です。労働条件や労働時間、服装などが定められたいわゆる会社のガイドブックのようなものです



秘書検定2級では詳しい内容までは求められませんのでこのくらいの認識で問題ありません。



その他、労務に関して近年注目を浴びている用語が、フレックスタイム制です。大手企業が近年多く採用しています。


図で表すとこんな感じ。





秘書検定2級 企業会計・財務の知識



次は会計・財務の用語について説明します。



人事労務と違い、聞いたことのない用語が多く出やすいですが、簡単なキーワードで覚えていけば簡単です。



※会計・財務に関係する用語は簿記を勉強している人であれば常識問題のようなものですので、読み飛ばしても支障ありません。


 

用語を記憶するだけだと難しいので、ここではイメージを掴んでいただけるように図で説明します。




こちらの図は左が「貸借対照表」、右が「損益計算書」と呼ばれるものです。



秘書検定2級 その他用語

会計財務に関しては上の図を理解すれば焦ることはないかと思いますが、その他にも税金絡みの用語が出ることがあります。以下に一例を挙げていきます。



源泉徴収→会社が個人に代わって毎月の給料から所得税を天引きし、国に納付する制度。



個人が給料を得る(つまり所得を得る)と、国に税金として所得税を納めなければいけないのですが、それを会社が給料から天引きして代わりに納付しますよ。簡単に言えば、個人の手を患わせませんよ。というものです。



毎月給料を貰う度に税務署に納税しにいかなくて済むシステムです。



個人が独立しようが、副業をしようがお金を得た以上は国に所得税を納めなければなりません。納めなければ当然罰則があります。



しかしこの源泉徴収、実は少し多く給料から天引きされがちです。

当然そのままだと損になりますので、年末に納税額が正しかったのか、多すぎたのかを計算します。それが次に説明する年末調整です。



年末調整→毎月の給料から概算で源泉調整されている所得税を、年末にまとめて正確に算  出・精算し、調整すること。



アルバイト、パート、正社員に関わらず企業に勤めている人であれば覚えのある人が多いのではないでしょうか。



秘書検定から少し脱線してしまいますが、税金が戻ってくる可能性もありますので年末調整は必ず正確に行いましょう。




秘書検定2級 企業法務の知識




ここでは法務知識について説明していきます。なじみのない用語が多いですが、いつ、どのような場面で使うのかイメージで覚えていきましょう。



今回説明するのは、大まかに有価証券についてです。
有価証券とは、株式・手形・小切手・商品券などを指し、それ自体に財産的価値を有しているものを指します。


この中でも秘書検定2級では手形・小切手についての問題がよくでます。
図を用いて説明しますので、気軽に覚えていきましょう。



秘書検定2級 小切手

簡単に言えば、現金のかわりになるものです。


企業間で取引を行う際、多額の金額が動きます。そんな大きなお金を、直接運ぶのは非常に危険ですよね。その点小切手であれば持ち運びによるリスクは回避できます。


つまり小切手は、現金の代わりになり、記載された金額を支払うことを約束した証書(支払証券の機能をもつ)と言うわけです。



小切手は普段私達も利用する普通預金ではなく、当座預金を利用します。





上図のように現金を銀行に預けて当座預金を作ると、銀行から小切手が貰えます。


支払いの際にこの小切手に金額を書いて相手に渡し、相手が小切手を銀行に持参することで現金と引き換えてくれる仕組みです。銀行が支払事務を代行して行っている形ですね。



秘書検定2級 手形

手形は記載された金額を、指定した期日に指定された場所で支払うことを約束した証券を言います。(信用、約束証券の機能をもつ)


小切手と少し似ていますが、小切手は受け取った人がすぐに現金化できますが、手形は支払期日にならなければ現金化できないという点で異なります。


有名どころでいうと約束手形が認知されているかもしれません。他にも種類があるので、少し説明します。



☑ 約束手形

振出人が受取人に対して一定の金額を一定の期日に払う事を約束した証券のこと。

※「振出」=専用の用紙に自分の名前と金額などの項目を記載して取引の相手方に渡す行為


☑ 為替手形

受取人に支払うよう、振出人が支払人(第三者)に委託した証券のこと。


また、手形に関連して覚えるべき用語もいくつかありますのでそちらも説明していきます。


☑ 裏書

第三者に手形や小切手を譲渡する際、その裏面に所持者が譲渡する旨の署名捺印を行うこと。


☑ 収入印紙

印紙税を支払う為に必要になるものです。領収書であれば5万円を超えると必要になり、約束手形であれば10万円を超えると必要になります。


課税対象の文書を作る際は金額により必須になりますので、必ず覚えておきましょう。



秘書検定2級 一般知識 まとめ


いかがでしたか。



今回は秘書検定2級の「一般知識」についてまとめてみました。



他単元もまとめてますので興味ある方は是非ご覧ください。




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