危険物甲種に合格する為の勉強方法・参考書・テキスト・過去問とは?甲種危険物取扱者の勉強時間と攻略ポイントなどまとめてみた。

2021年7月31日土曜日

資格

t f B! P L

 


皆さんは現在どのような資格を所持していますか?



自分への付加価値をより一層高める事を要求させる現代では、資格保有というのは一つのステータスになります。



「資格」と言っても単に所持すればいいという訳ではなく、需要があり、かつ今後の自身のステップアップに活かせる資格を取得する事が意味のある自己啓発ではないでしょうか。



そこで需要があり、自身のステップアップに活かせる資格に関して考えるとき、皆さんにご紹介したい資格が一つあります。



それが甲種 危険物取扱者です。



上記について私が実際に経験した勉強方法と攻略ポイントなどについてまとめていきたいと思います。



本記事では公式ページを参考にさせていただく個所もございます。



もしもっと詳細に内容を理解したいという方がいらっしゃいましたら是非公式を参考にしてみてください。



甲種危険物取扱者-https://www.shoubo-shiken.or.jp/kikenbutsu/qualified01.html




甲種 危険物取扱者とは





甲種 危険物取扱者とは危険物取扱者の資格試験で最難関の資格となります。



最もメジャーなのが「乙種 危険物取扱者」となりますが、一方で製造業などで危険物と関わる機会が多い方などは「甲種 危険物取扱者」を目指す方は多いのではないでしょうか。



受験者数も20000人も超え一定数の需要がある事が伺えます。



一方でこの試験は出題範囲が広大という事もあり敬遠してしまう方も多いとも感じます。



しかし、

☑出題範囲が広大だから

☑自分には受かりっこない



こういった理由で受験を断念するのは非常にもったいないです。



何故ならこの「甲種 危険物取扱者」は汎用性抜群の工業系最強系資格の一つだからです。



そこで本記事では自身が危険物甲種に挑戦した際のポイントと攻略方法についてまとめていきたいと思います。



甲種 危険物取扱者 受験者数・合格者数・合格率


危険物取扱者 甲種の受験者数・合格者数・合格率についてまとめていきたいと思います。



まずは受検者数から下図に示します。




グラフからも読みとれる通り、基本的に年間2万人以上が挑戦する資格となります。



直近はコロナの影響で下降傾向ですが、今回の大流行を期に「個人で戦う力」が必要である事が再認識された為、恐らく今後は工業系で汎用性抜群の危険物甲種の需要は右肩上がりで増加するのではないでしょうか。



次に合格者・合格率に関して下図に示します。





合格者数は平成30年までは増加傾向でしたが、コロナのタイミングで人数が減少しております。



これはそもそも受験者数自体が減少しているため当然と言えば当然です。



一方で合格率に関してはほぼ右肩上がりで増加傾向です。



直近はコロナの関係でそもそも受験自体自粛する方も多いと推測できますが、その中で合格率が増加しているのは「自身がある」受験者が多く存在する為と考えられます。



今のご時世リスクは極減らしたいですよね。



そのため出来るだけリスクを負わないためにしっかりと対策をしてから受験している方が増えているのではないでしょうか。



したがって、直近合格率が45%に迫るからと決して難易度が易化していると解釈せず、むしろ周りの受験者は自分よりはるかに知識・経験が豊富と思うのがもしかしたら正解なのかもしれません。


危険物甲種に合格する為の勉強方法



それでは私が実際に実践した3ヶ月間の勉強方法をご紹介いたします。



まず初めに勉強初めからラスト1か月の2か月の期間↓↓↓



二ヶ月の期間

☑朝10分、夜30分テキストを読む

☑覚えずらい特性・公式はメモする

☑2か月継続する


いかがでしょうか。

基本的にメモは取らず本当に何度見ても分からない所のみメモをします。



それ以外は基本テキストを眺めているのみです。



朝10分・夜30分は長いと感じる人もいれば、短いと感じる人もいるでしょう。



しかしそれでも40分ほどの時間しか勉強しておらず、夜はお酒を飲みながらテキストを眺めていました。



最終的に2か月後の初過去問の正答率は65%でした。



この2か月の期間で重要なのは間違いなく「継続」することで正直勉強時間は30分でも20分でもいいと思います。(たまに10分しか勉強していないこともありました。)



勉強を始めたての頃は、危険物甲種の暗記の多さなどに圧倒されて、テキストを開きたくないなんてことはざらですが、それは最初から全力でテキストと向かい合ってしまい、最初から全てを理解しようとしてしまった結果です。



最初は全然理解できなくても大丈夫です。



大切なのは「これ前も見たことあるな。。。なんか似たような事を言っているのかな?」



こういった感覚(記憶の結びつき)にたどり着くのが大切です。


その感覚にたどり着いたとき、はじめてメモを取り、気づきを「形」として残していきます。



そうする事でテキストに詳しく乗っていないようなオリジナルの言い回しのメモが量産されていきます。



ここまでの甲種 危険物取扱者の勉強方法をまとめると以下のようになります。



甲種 危険物取扱者の勉強方法

☑最初から全力で挑まない

☑記憶の結びつく感覚を早くつかむ

☑メモはあくまで補助的なポジション


因みに朝10分で夜30分の理由としては、これも記憶の結びつきを強くしていく為です。



前日の夜に30分で学んだテキストの内容を、朝の10分で復習します。



上記を継続していく事で、その時学んだ内容というのが忘れづらくなり、かつ夜分からなかったのに、脳が一番さえている朝だと理解できたなんて「新しい発見」にも出会えます。



なので朝10分ほど前日の復習をするのは非常にお勧めです。



甲種 危険物取扱者に合格できる勉強時間



危険物甲種に合格する為の勉強時間とはいったいどれぐらいの期間を必要とするのでしょうか。



よく話題になるのが「一夜漬け」「1週間」というパワーワードたちです。



上記について結論を下すと



一夜漬け・一週間で合格は可能か

一夜漬け:普段から従事しているのであれば可能

一週間 :大学等で化学系専攻し真面目に学習していれば可能



それではまず一夜漬けに関して触れていきます。


危険物甲種は一夜漬けは可能か


まず前提として用語・公式などほとんど知らない人を対象としますが、そういった場合ですと不可能です。



危険物甲種の特徴として「法令」「物理化学」「性質」に関して全て60%以上を獲得しないと不合格となります。



なので例えばたまたま物理化学で得意分野が出題され合格圏内に届いたとしても、法令や性質などで落とす可能性が高いです。



3つの分野で60%なので知識が無い方は、お祈りも厳しいのでやはり合格するには程遠いです。



しかし普段から製造業の開発等で働いている方などは、物化の公式や性質等に知識がそもそも備わっているので、勉強しないで挑める可能性は十分にあります。



したがって残りの「法令」をいかに一日で詰め込むかが勝負になります。



上記に当てはまる方はもしかしたら合格できるかもしれませんが、一夜漬けは自身にとってプラスにならない可能性がとても高いので、自身があっても今後の事を考えて、十分に時間に余裕をとる事をお勧めします。





危険物甲種は1週間で合格可能か


危険物甲種は1週間で合格可能かについては、大学等で専攻していない、危険物乙種などの受験経験も無く、まだ何も知識がない人でしたら厳しいでしょう。



しかし危険物乙種を取得済み、もしくは大学等で専攻している方でしたら不可能ではありません



実際に有機化学をまじめに専攻していた大学の知り合いは5日間で合格しています。



しかも勉強した範囲は物理化学はノータッチで、「性質」を2日、「法令」を3日で詰め込み合格を獲得しています。



したがって自信がある方は一週間で試験に挑戦しても良いかもしれません。

*因みに私はそこまで真面目に勉強してこなかったため、初めから一週間で挑む事は検討もしておりませんでした。



一般的に出回っている勉強時間としては、3ヶ月以上の期間が多いですが、私も3ヶ月がベストと感じます。



基本的に危険物の試験は暗記であり、時間と集中力がとても重要となります。



6ヶ月毎日1時間勉強すれば勿論簡単に合格可能ですが、流石に集中力的に厳しい所もあるので、3ヶ月みっちり集中して学んでいくのがベストです。



危険物甲種に合格できるテキスト・参考書



危険物甲種と言えば危険物の最難関資格となるので、参考書・テキスト選定は非常に重要となります。



「どれを選べばいいだろう」

「出来るだけ効率よく学んでいきたい」



そんな方々の悩みを解決すべく私の経験をもとに皆様の悩みの解決の足掛かりとなれれば幸いです。



早速私が実際に使用したテキストについてご紹介させていただきます。




こちらが実際に使用したテキスト・参考書になります。


危険物甲種 テキスト・参考書

☑ 甲種 危険物取扱者テキスト&問題集

☑ わかりやすい! 甲種危険物取扱者試験



正直もともと「知識がある」方々は上記テキスト1冊で十分です。



しかしより知識を広く・深く、そして何より楽しく学習するうえでは上記2冊をお勧めします。



まずは「甲種 危険物取扱者テキスト&問題集」に関してまとめていきます。



甲種 危険物取扱者 参考書・テキスト




まずこの参考書の良い所が、


☑ 網羅性

☑ 細かな解説・攻略法



上記につきます。



やはり危険物甲種といえば、「暗記」が主であり、さらにそこがなんやかんやで難関です。



その「暗記」をより「効率的かつ効果的」に対応していくというのが重要となります。



上図が実際の参考書の画像となりますが各単元ごとに


☑ 覚え方

☑ 頻出問題


など示してくれています。



そこに加えて、単元ごとの問題・本番の模擬演習問題などが盛りだくさんな書籍となります。



実際私の周りでもこの参考書だけで合格している受験者は存在しています。



しかし実際私が使用して感じたことは、



「この本は優等生だな、、」



という事です。



これが意味するのは、「テキスト本」としては正直全く問題ないですが、「攻略本」としては「遠回り」と感じました。



そこで出会った問題集・攻略本が次章になります。



甲種 危険物取扱者 問題集・攻略本




資格を受験するうえで間違いなく「問題慣れ」は重要となります。



今回紹介させていただく問題集は539問収録している最強の問題集となります。



やはり問題に慣れるという事はどの資格においても一貫して言える攻略法ですが、この本はそれに加えて、ポイントをまとめた個所が多く存在しております。




例えば「性質」に関する章だと、はじめにその単元の要点がまとめてあります。



その後要点から内容を展開した類題が出題されます。



さらに類題に加えて模擬問題集も後半に纏めてあります。



従って、



☑ 知識がそもそも備わっている

☑ 時間がない



と言った方にはかなりお勧めな問題集かもしれません。



また金額面で比較すると下記のようになります。





そもそものコンセプトが異なるので比較すること自体がおかしいのですが、あえて金額のみを比較すると問題集はテキストより1000円ほどコストを抑えられます



従って時間が無い人・自身がある人は問題集のみ購入すれば1600円で合格の可能性があります。



しかし個人的には「テキスト+問題集」の同時購入がお勧めで、やはり分からない所・point等分かりやすく詳細にまとめてあるものなのでとても心強いです。



テキストと問題集を購入しても5000円行かないので、不合格時の再受験費と工数等考慮すると数千円をけちるとリスクの方が大きいので金銭的に余裕があれば2冊購入をお勧めします。




甲種 危険物取扱者に落ちる勉強方法




次に甲種 危険物の合格を目指していくにあたってNGな行動について述べていこうと思います。



それが以下の2つ↓↓↓


NG行為3選

☑テキストの公式・内容を全部ノートに写す

☑テキストを何冊も購入する

☑過去問だけ勉強する


いかがでしょうか。



意外と思う方もいれば、当たり前と思う方もいると思います。



上記3つに関して私の意見をまとめさせていただきます。





NG① テキスト公式を全部移す


まず一つ目の「テキストの公式を全部ノートに写す」に関して述べていきます。



上記が何故NGかというと本記事の勉強法(眺める戦法)の強みを抑制してしまうからです。



このノートに書き写す、重要語句をノートに書き移すという作業は正直時間の無駄です。



実際に私が行っていた事としては以下の3つ↓↓↓



ここがポイント!

☑テキストの重要箇所にマーカー

☑その横に自身のコメント

☑ややこしい重要語句のみノートに記入


いかがでしょうか。



上記の通りあくまでテキスト主体です。



何故ノートに書く事を勧めないかというと、


「書く」>「覚える」


作業になってしまうからです。



皆さん一度は感じたことがあるはずです。「書く」事で労力を使い果たし、勉強した気分になります。



しかし「自分のためになった内容はどれ位?進捗はどれ位?」かを振り返ってみると驚くほど結果には結びついていません



最後に「ややこしい重要語句のみノートに記入する」件についてですが、この自作のメモを毎朝1分目を通すなど、日ごろのルーチンにしてしまえば、ややこしい語句は決して間違えなくなります。



「ややこしい」という事は、「間違えやすい」語句のはずです。



なので運営としてもやはり1・2問は出題しておきたいのは本音だと思います。



たかが数点ですが、この数点で泣く受験者もたくさん存在します。



従ってこう言った些細な努力を惜しまず、確実に点を積み重ねていくのが得策と言えるでしょう。





NG➁ 参考書を何冊も購入する


そして二つ目の「テキストを何冊も購入する」についてですが、これに当てはまる人は少なくないと思います。



テキストを解いていくうちに



「この分野に関してもっと知識を深めたい」

「1冊では不安だからもう一冊買っとこうかな」



という不安が脳裏に浮かぶ人もいるのではないでしょうか。



上記に関する結論として、合格のみに焦点を当てるならば、「知識を深めたい」に関しては


☑テキストの内容が9割理解できてから

☑過去問で9割取れてから


上述に当てはまるのであれば知識を深める価値はあると思います。



しかしテキスト・過去問共に9割程度の理解・正答率に到達できていない場合、正直テキストをもう1冊増やしたところで、時間のみ浪費し理解が予定より深まらない場合があります。



勿論、業務に落とし込む為に理解を深めたいというのであれば、化学・物理の本を熟読するのが最善ですが、実際深い知識(構造・公式)を問われるかと聞かれたら、NOなので甲種危険物取扱者に合格してからじっくりと時間をかけて身に着けていくのが良いと思います。



最後に「不安だからもう一冊買う」に関してのアンサーは1冊のテキストを完璧にできていないから不安に陥ります。



勿論、各参考書ごとに攻めているpointや内容は異なります。



しかしテキスト×過去問をセットにするのであればテキストに載っていない内容は過去問で出題されたとしても、ノートにその内容をまとめてしまえばそれで完結します。



また途中でテキストを変えてしまうと、内容が混在して頭が混乱するかもしれないのであまりお勧めしません。





NG③ 過去問だけ勉強する


多くのサイトで過去問を主体で勉強すると書いてありますが、個人的にはこれもNGです。



確かに現状把握のために過去問を利用するのは鉄板ですが、正直過去問は2周もすればもう必要ありません



というのも過去問だけで対策すると過去問の範囲外から出題された変化球に対応が出来なくなる恐れがあります。



また過去問を解きすぎると、覚えてしまった答えをもう一度解く作業になりかねないので、本当に苦手な年の問題のみを解きましょう。



甲種 危険物取扱者 裏ワザ




甲種 危険物取扱者に裏ワザなんか存在するのか?と疑問に思われるかもしれませんが、「特性分野」に限ってはかなりお勧めしたい方法があります。



それが、特性分野は初回勉強時に各類の性質を全力で暗記することです。



順番としては、

1)各類の性質を全力で暗記する

2)頻出分野を暗記する

3)例外を暗記する

4)時間があればその他を暗記する



上記順番がお勧めです。





まず何故各類の性質を全力で覚える必要があるかというと、類毎の性質は他の問題とかぶせて問われることが多く、この知識が備わっているだけで正解の選択肢を厳選する事が可能となります。


臭素酸カリウムについて間違っているものはどれか

① 不燃性である

➁ 無色の結晶である

③ 水には溶けない

④ 加熱で酸素と臭化カリウムを発生する

⑤ 可燃物と混合は加熱・衝撃・摩擦により爆発の恐れ有


答えは③の水に溶けない⇒溶けるが間違っている個所となりますが、攻略通りに解いていくと意外と簡単に解けます。


まず臭素酸カリウムは第一類の危険物に該当するので、①⑤の性質は正解なので除外されます。


また④も式を書けばすぐに分かりますのでここも除外です。



臭素酸カリウムについて間違っているものはどれか

➁ 無色の結晶である

③ 水には溶けない


残った二択ですが、正直➁の形状を問われると困ります。



なので一旦ここは保留とし、③に着目します。



第一類は基本的に水に溶けるものが多いというのが特徴となるので③は保留です。



ここまで各類の性質で2択まで厳選可能となりました。



そこにプラスして「例外の暗記」まで完了していた場合この問題は回答する事が出来ます。



③の回答について、第一類は基本的に水に溶けるとされておりますが、例外として二酸化鉛・塩素酸カリウム・過酸化カリウム・過酸化バリウムは解けません。



という事は臭素酸カリウムは例外に含まれておらず、水に溶けるので、③が間違っていることが分かりました。



もともと知識がある方はこんな回りくどいやり方はしないのかもしれませんが、各類の性質を暗記し解けば半分ほど選択肢を厳選できる可能性もあるので、是非前述の学習順序を参考にしてみてください。



甲種危険物取扱者 攻略・出題範囲



ここからは危険物甲種の出題範囲・攻略についてまとめていきます。



まず大まかな分類としては以下の3つに大別されます。



☑ 危険物に関する法令

☑ 物理学・化学に関する問題

☑ 危険物に関する性質・火災予防・消化方法



上記3つだけだと簡単に見えますがここからかなり細分化されていきます。


甲種 危険物取扱者 出題範囲


【① 危険物に関する法令】

・危険物と指定数量

・製造所等の区分

・製造所等の各種手続き

・義務違反に対する措置

・危険物取扱者制度

・危険物の保安に携わるもの

・予防措置

・定期点検

・製造所等の位置、構造、設備の基準

・貯蔵、取り扱いの基準

・運搬と移送の基準

・製造所等に設ける共通の設備等


【➁-1 物理に関する知識】

・物質の状態変化

・気体の性質

・熱について

・静電気


【➁-2 化学に関する知識】

・物質の変化

・物質について

・化学式と化学反応式

・化学反応と熱

・化学反応の速さと化学平衡

・溶液の溶解度

・酸と塩基

・酸化と還元

・金属及び電池について

・有機化合物


【➁-3 燃焼に関する知識】

・消化の方法

・火災の区別

・消火剤の種類


【③ 危険物の性質、火災予防、消化方法】

・第一類危険物の特性

・第二類危険物の特性

・第三類危険物の特性

・第四類危険物の特性

・第五類危険物の特性

・第六類危険物の特性


上記のように列挙しただけでこのボリュームです。



並べた感じですと恐らく「法令」が一番出題されると想定さえる方も多いと思いますが、実際は「危険物の性質」が一番出題されます。



物理化学が10問に対して性質はその倍である20問出題されます。



従ってどれが一番鬼門かと言えば問題数的には性質となります。



勿論全て6割獲得しないといけないので、決して手を抜くことは出来ませんが、時間がある方は危険物の性質を重点的に対策していきましょう。



甲種 危険物取扱者 法令攻略



まず初めに法令の攻略について簡単にまとめていきます。



乙種と比較して甲種 危険物取扱者はかなり詳細な知識まで問われます。



例えば指定数量では品名・貯蔵所を問われる際、各項目に対する数値まで問われることが多いです。



なので本当に知識が無い場合お祈りでの正解はほぼありえません。



また指定数量の倍数の計算も範囲とされており、そもそも指定数量の数値を暗記していないと回答できない問題が連鎖してしまう可能性があります。



しかし全部暗記するのは骨が折れるので、ここは暗記する箇所に優先順位を設けて対処していきます。



例えば第二類であれば硫化リン・赤リン・硫黄・鉄粉・金属粉・マグネシウム・引火性固体に関して、第三類であればカリウム・ナトリウム・黄リンなどは確実に暗記していきたいところではあります。



第四類は特殊引火物~第一石油類~動植物油類まで問われ、性質としてさらに水溶性・非水溶性まで分類されますが意外と身近なものが対象なので、覚えやすいので敬遠せず覚えていきましょう。



ここまでだと凄い面倒くさそうな印象を受けますが(実際面倒くさいですが)意外と簡単な問題も出題されます。



例えば給油取扱所に関して、

「専用タンクの注入口は事務所等の出入り口付近や避難上支障のある場所に設けてはならない」といった問題も出力されております。



正直上記の問題は危険物だからというより「常識」で分かる範囲の問題となります。



したがって、最初からマイナスのイメージを植え付けるのではなく、しっかり購入した参考書を読み解き、自分なりに線引きをしていく事が大切となります。





最後に個人的にですが下記項目は絶対覚えておきましょう。


☑ 製造所

☑ 屋内貯蔵所

☑ 屋外貯蔵所

☑ 屋内タンク貯蔵所

☑ 屋外タンク貯蔵所

☑ 地下タンク貯蔵所

☑ 簡易タンク貯蔵所

☑ 移動タンク貯蔵所

☑ 販売取扱所

☑ 給油取扱所


なぜ覚えなければいけないか。



それは上記情報ありきで問題が進んでいくので、そもそも各貯蔵所の内容を把握していないと話にならない可能性が高いです。



なのでもしこれから法令を学んでいくのであれば、各貯蔵所の内容の要点を抑えてから学んでいきましょう。



甲種 危険物取扱者 物理・化学・燃焼攻略



ここからは物理化学に関してまとめていきます。



問題数は10問出題され6問獲得でこの章はクリアとなります。



正直この単元は、理系の大卒・院卒の方ですととても簡単な単元となります。



一方で文系の方、今までこういった範囲に注力する機会がなかった方は最初は敬遠しガチかもしれません。



しかし正直この範囲は簡単であると思っております。



甲種 危険物取扱者 物理学



まず物理に関しては「静電気」が毎回のように出題されます。



物理化学は気体の状態方程式等の計算問題が多く存在する中で、「静電気」というのはとても身近な現象であり知識を吸収しやすい範囲となっております。



たまに放電エネルギーなども出題されますので、そこら辺の対策は勿論必要になって来ますが。





しかし10問のうち1問が「静電気」と分かっていれば、後5問取ればとりあえず合格範囲内であると考えればかなり気分が楽だと思いませんか。



勿論気体の状態方程式や熱量などは出題しやすいので警戒は必要ですが、時間が無い方はとりあえず要点・公式は最低限覚えましょう。



甲種 危険物取扱者 化学


化学については、「物理・化学・燃焼」と全体で10問出題される中で5問前後出題される最重要分野となります。



全体の5割という事は化学を攻略できないとこの単元を落としてしまう可能性が高まってしまいます



また化学は毎回新しい問題が出題される傾向がある為、基礎から学んでいく必要があります。



しかしその中で出題されやすいと感じた問題がいくらかありました。



例えば、同位体・同素体・異性体の違いなどは単純ですが良く見かけます。



多くの場合「同じ元素からなる単体でも性質が異なる物質同士」を示す「同素体」が出題されることが多いので「SCOP」で暗記しましょう。





次に溶液の濃度・性質に関してですが、ここは基礎知識として是非抑えておきたい範囲です。



化学に精通してきた方は正直基礎範囲なので人によってはノー勉で問題ないかと思いますが、あまり得意でない方、そもそも関わっていなかった方は公式が多く苦戦する可能性はあります。



しかし危険物 化学の範囲はそこまで深い内容は問われないので、計算=パズルといった考えで挑むと理解も早いと思いますし気分も楽になります。



また「酸化還元・イオン化傾向」の範囲は基礎を抑えておけば意外と解決できる問題が多いので、原則とイオン化列等は確実に抑えておきましょう。



最後に有機・無機ですが危険物取扱者は官能基の深い知識等は問われません。



あくまで、



☑ 有機化合物とは特徴は何か

☑ 結合の種類

☑ アルコール



について問われる事が多いです。



危険物取扱者の試験に一貫して言えることとして、「水に溶けるのか」「燃焼するとどうなるのか」「性質はどうなのか」「沸点とかはどうなのか」等が問われます。



勿論詳細を問われる事もありますが、ひとまず上記項目を抑えておけば様々な問題に対応できると感じました。



有機だけでなく無機も然り大まかな特徴は確実に理解しておきましょう。



甲種 危険物取扱者 消化の方法


消化の方法に関しては個人的に簡単な範囲と感じました。



理由としてはやはり生活するうえで身近な状況を容易に連想でき、それをもとに回答を厳選できるためです。



例えば料理する方は分かるかと思いますが、フライパンの界面で火柱が発生したときどうするかと考えた時、経験があれば容易に蓋をすれば火が収まると分かるかと思います。



正直この範囲はこういった常識で完結できます。






確かに抑制・窒息等様々な効果を吟味する必要がある事は否めませんが、例えば「ハロゲン化物消火剤」とかでしたら名前からしてハロゲン(F/Cl/Br/I/At)が対象なんだなと、法令と比較すると、一般常識があれば意外と対応できてしまうのが個人的感想です。



その中でリン酸塩類消火剤はABC消火剤と呼ばれ万能消火剤と呼ばれるため、間違いなく暗記した方が良いです。



甲種 危険物取扱者 性質・火災予防



ここからは最大のボリュームを誇る危険物の性質に関してまとめていきます。



この単元は20問出題される為、手間がかかる分野である事は間違いないです。



しかし前述の攻略に示した通り、各類の性質に関してある程度暗記してしまえば、性質に関しては大幅に選択肢を厳選する事が可能です。



一方で共通の性質以外にもかなり出題されやすい特性を持つ危険物に着目するのも一つの手です。



例えば「密栓をしないもの」に関しては「メチルエチルケトンパーオキサイド」「過酸化水素」に限定されます。



こういった他の危険物と確実に異なる性質をもつものは出題側としてはやはり差別化を図りやすいので出題しやすい内容となります。



したがって、この単元を学んでいく時は、まず各類の基礎を学んだ後に頻出問題を把握し、そして例外を対策していくのがベストでしょう。



またこの単元の特徴として第一類~第六類まである中で全て大体同程度で出題される傾向があります。




なので攻略法としては、下記の通り進めていくのが良いでしょう。


甲種 危険物取扱者 性質攻略順

6類>2類>3類>5類>4類>1類


6類・2類は他類と比較して格段に暗記量が少ないのが特徴となります。



なので6類・2類・3類を全て暗記し、残りの項目は類の性質のみ対策するのも一つの手だと思います。



甲種 危険物取扱者 第一類


下記に共通する性状・貯蔵・消化方法に関してまとめます。


第一類 共通する性状


①無色の結晶 or 白色の粉末

➁不燃性(無機化合物)

③酸化剤である

④アルカリ金属の過酸化物+水=酸素

⑤比重は1より大きい


第一類 貯蔵


①加熱・衝撃・摩擦を避ける

➁酸化されやすい物質・強酸と接触NG

③アルカリ金属過酸化物は水との接触を避ける

④密栓して貯蔵

⑤潮解物は湿気に注意


第一類 消化方法


①水系消火剤*アルカリ金属の過酸化物以外

➁リン酸塩類

③乾燥砂



この単元は対象危険物が多く他の類と比較した時、コスパが悪い単元となります。



なので類としての性状等しっかりと抑えておき下記頻出危険物に関して余裕があれば暗記しておきましょう。


第一類 頻出危険物

① (過)塩素酸塩類

➁ 無機過酸化物

③ 三酸化クロム


塩素酸塩類に関しては、塩素酸カリウム・塩素酸ナトリウム・塩素酸アンモニウムとがありますが、性状等は塩素酸カリウムが基準と考え、過塩素酸塩類は、塩素酸塩類と同様であると割り切ってしまって問題ありません。



また第一類は消化方法として大量の水を用いて冷却消化しますが、無機過酸化物は乾燥砂や粉末消火剤で初期消火しなければいけないので、この内容は是非抑えておきたいポイントとなります。



甲種 危険物取扱者 第二類


下記に共通する性状・貯蔵・消化方法に関してまとめます。


第二類 共通する性状


①可燃性固体

➁比重は1より大きい

③酸化されやすい

④燃焼の際有毒ガスが発生する

⑤酸・アルカリに溶けて水素を発生する

➅粉末状の物は粉じん爆発の可能性がある


第ニ類 貯蔵


①火器・高温体との接触・加熱を避ける

➁酸化剤との接触や混合を避ける

③防湿に注意して密封する

④鉄粉・金属粉・マグネシウムは水や酸との接触を避ける


第ニ類 消化方法


①水系消火剤

  *鉄粉・金属粉・マグネシウム・硫化リン以外

➁乾燥砂などの窒息消化



この単元は他の類と比較して対象危険物が少なく、コスパが良い範囲となります。



正直この範囲は類の性状等は勿論ですが全危険物を暗記するつもりで挑みましょう。



また頻出を念のためまとめておきます。


第二類 頻出危険物

① 赤リン

➁ 硫黄

③ 金属粉

④ マグネシウム


この中で出題されやすいのは第三類の黄リンと第二類の赤リンの違いについて問う問題は多いです。



従ってどちらが危険なのか(理由も含めて)は理解しておくに越したことはないです。



また硫黄に関しては、単体か否かを出題されたこともありますが、


☑斜方硫黄

☑単斜硫黄

☑ゴム状硫黄


等の同素体(SCOPで暗記しましょう)の有無を問われる事、もしくは同素体・同位体・異性体等の選択を迫られる事もありますので、ここら辺は重要項目として認識しておきましょう。



鉄粉・金属粉・マグネシウム粉に関しては、何ミリの網ふるいを通過するのか等の比較問題は出題される可能性は大いにあり、またこれらは水素を発生する危険物たちですが、何と反応して水素を発生するのか理解はしておきましょう。



甲種 危険物取扱者 第三類


下記に共通する性状・貯蔵・消化方法に関してまとめます。


第三類 共通する性状


①自然発火性・禁水性

➁危険性が高い危険物が多数

③液体・個体

④可燃性・不燃性

⑤金属もしくは金属を含有する物である


第三類 貯蔵


①空気接触・炎・火花・高温体との接触禁止

➁禁水性は水との接触禁止

③容器の破損や腐食を注意

④保護液の減少に注意

⑤黄リンと禁水性物品は同時に貯蔵できない


第三類 消化方法


①水系の消火剤は禁止*黄リンを除く

➁炭酸水素塩類・粉末消火剤を用いて消化*黄リンを除く

③乾燥砂はすべての第三類に使用可能


この単元はコスパで考えると正直普通ですが、焦点となるのが、「非常に危険な危険物である事」「大別して禁水性と自然発火性に分類される事」となります。



上記内容は当然理解したうえで頻出をまとめると下記のようになります。


第三類 頻出危険物

① 黄リン

➁ アルキルアルミニウム

③ リチウム

④ 水素化ナトリウム

⑤ 炭化カルシウム


まず黄リンとリチウムに関しては、禁水性・自然発火性の一方しか性質を所持していないため有無を言わさず暗記対象となります。



特に黄リンに関しては赤リンとの比較対象となりますので、第二類・第三類と出題される可能性があります。



またリチウムに関しても、「禁水性」に関して問われる事以外には、


☑個体金属の中で最も軽い

☑個体金属の中で最も比熱が大きい

☑ハロゲンと激しく反応する


等は抑えておきたい内容であり、余裕があれば灯油中に入れて貯蔵するといった内容まで暗記しておきましょう。



そしてアルキルアルミニウムに関しては「非常に危険な危険物」である事は勿論、「危険性がどうなったらさらに大きくなるのか」「何で希釈すると反応性が弱くなるのか」などは攻めどころとなりますのでしっかり理解しておく必要があります。



最後にここは理系出身者にとっては必要のない補足となってしまうかもしれませんが、炎色反応に関しては理解しておいた方がいいです。



リチウム・ナトリウム・カリウム・バリウム等が対象となりますので下記の方法で炎色反応を暗記しましょう。


炎色反応 暗記方法

リ(Li)アカー(赤)ナ(Na)キ(黄)ケー(K)ムラ(紫) ドウ(Cu)リョク(緑) バ(Ba)リョク(黄緑) スルモ(Sr)クレナイ(紅) カッ(Ca)トウ(橙)




甲種 危険物取扱者 第四類


下記に共通する性状・貯蔵・消化方法に関してまとめます。



第四類 共通する性状


①常温で液体

➁引火しやすい

③基本的に水より軽く水に溶けないものが多い

④蒸気は空気より重い

⑤基本的に不良導体


第四類 貯蔵


①火器・加熱を避ける

➁密栓をして冷所に保管する

③蒸気は屋外に排出する

④電気設備は防爆性能とする


第四類 消化方法


①窒息消化

➁抑制消化

③棒状、霧状の水・棒状の強化液はNG



この単元はコスパでいうと良くはないです。



しかしガソリン・アルコール類・灯油など恐らく多くの方が想像するthe 危険物が多く登場します。



従って学習していくうえで抵抗は他と比較して少ないと個人的に思っております。



第四類 頻出危険物

① ガソリン

➁ メタノール

③ 灯油

④ 酢酸

⑤ アニリン


まずガソリンに関しては、性状に関しては勿論ですが、組成に関して問われるシーンをよく見かけます。



ガソリンは炭素数が4~10程度とされているので、例えばガソリンは炭素数が2~14となっていたら誤りなので、そこらへんを注視して問題と向き合うのが良いでしょう。



またガソリンは第一石油類の性状の代表として暗記すると、ベンゼン・トルエン等にも知識を展開する事が可能なので、優先して対策していきましょう。



メタノールも同様にアルコール類に関しては圧倒的にメタノールの出題率が高いのでアルコール=メタノールとして把握していきます。



2-プロパノールは頻出の一つですがメタノールの性状を覚えておけば基本的な問題であれば回答可能です。*異性体・同素体・同位体等交えてくる可能性もありますので、基礎的な語句は把握しておきましょう。





甲種 危険物取扱者 第五類


下記に共通する性状・貯蔵・消化方法に関してまとめます。



第五類 共通する性状


①比重が1より重い

➁分子内に酸素を含有する自己反応性物質

③C・Nを含むものが多い

④燃焼速度が速い

⑤加熱・衝撃・摩擦により発火、爆発

➅自然発火するのもある

⑦引火性を有するのもある

⑧水とは反応しない

⑨金属と反応して揮発性の金属塩を生じる可能性がある


第五類 貯蔵


①火器・加熱を避ける

➁密栓をして冷所に保管する

③衝撃・摩擦をさける

④乾燥には注意する


第五類 消化方法


①消化は基本的に困難

➁消化は水系消火剤*アジ化ナトリウム以外


この単元はコスパでいうと普通です。



しかしこの単元は自己反応性という個性を持っているので、それを念頭に学習を進めていけば効率よく知識を吸収できます。


第五類 頻出危険物

① 過酸化ベンゾイル

➁ ニトロセルロース

③ 硝酸エステル類

④ ピクリン酸

⑤ メチルエチルケトンパーオキサイド


まず過酸化ベンゾイルに関してですが、「乾燥すると危険性が増す」「100℃で分解して有毒ガスを発生する」等の性状の他、「強酸・有機物と接触させない」「水系で消化する」等の内容は把握しておきましょう。



次にニトロセルロースに関してですが、「チッソ含有量が多い程爆発する危険性が大きくなる」「チッソ含有量によって強綿薬・弱綿薬」に分類される等はぜひ押さえておきたい内容になります。



また強綿薬・弱綿薬に関しては何が異なるのか(〇〇の混液に溶けるのか等)しっかり把握しておきましょう。



最後にメチルエチルケトンパーオキサイドに関してですが、貯蔵に関しては絶対覚えていただきたいです。



この危険物は第六類の過酸化水素と同様に「密栓をしない」という特徴をもつ危険物となります。



基本的に危険物は「密栓をする」というのがデフォルトの中「密栓をしない」という異端児の一つなので覚えないという選択肢はないというのが個人的意見です。



その他に「ニトロ化合物」なのか「硝酸エステル類」なのかという問いは私が出題者であれば恐らく出題したくなるような内容なので、ここもしっかりと警戒しておきましょう。




甲種 危険物取扱者 第六類


下記に共通する性状・貯蔵・消化方法に関してまとめます。


第六類 共通する性状


①不燃性

➁比重は1より重い

③水と激しく反応し発熱する

④還元剤と反応しやすい

⑤無機化合物

➅可燃物・有機物と接触を避ける

⑦上記は有毒である


第六類 貯蔵


①可燃物・有機物・還元剤との接触を避ける

➁容器は耐酸性

③火気・直射日光を避ける


第六類 消化方法


①乾燥砂

➁流出した場合は乾燥砂・中和剤


まずこの単元はかなりコスパが高いです。



それぞれの物質の出題頻度が他の類と比較して高くポイントが絞りやすい単元となっております。


第六類 頻出危険物

①過塩素酸

➁過酸化水素

③硝酸



まず過塩素酸に関してですが、液体の色を問われるケースも多いので把握している必要があります。



しかし第六類は発煙硝酸以外は無色という法則がありますので「色」に関してはここを抑えてけば他の物質にも展開できますのでお勧めです。



また「過塩素酸+水=発熱」「イオン化傾向の小さい金属(銀や銅)も溶解する」と言った内容もポイントとなります。



次に過酸化水素ですが「非常に分解しやすい」「安定剤を用いる」「漏れた際は多量の水で洗い流す」というのは把握しておきたいところです。



また第五類の攻略でもお伝えした通りメチルエチルケトンパーオキサイドと同様に「密栓をしないで貯蔵」という目立った特徴を持っていますので警戒しておくに越したことはないです。



最後に硝酸に関してですが、希硝酸・濃硝酸・発煙硝酸がある中で、「腐食性」「反応して窒素酸化物」「腐食性に強い容器」に関してがポイントとなります。



甲種 危険物取扱者 オンライン通信講座 スタディング



まず甲種 危険物取扱者は合格を目指すだけの場合、化学に特化した参考書等を購入する必要性はありません。



やはり資格取得は王道な参考書・問題集の2冊で攻略していくのがおすすめです。





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甲種 危険物取扱者 まとめ


甲種 危険物取扱者は出題範囲が広いので初見は圧倒されてしまうかもしれませんが、ポイントを押さえ、頻出問題を把握しておけば合格の可能性を飛躍的に上げる事も可能です。



甲種 危険物取扱者は工業系資格の中でも汎用性抜群の資格となりますので、一発合格を目指していきましょう!



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