チェックシートの作り方と目的とは?作成手順や特徴・種類について分かりやすく解説~QC検定攻略~

2019年9月14日土曜日

QC7つ道具 QC検定



皆さんはデータを収集し管理するうえでどのような方法を活用していますか?


ものづくりでは時間効率を重要視するので出来るだけ調査や日常的管理は効率的に行うことが求められます。


そこで今回はこれらの効率化を図るうえで重宝される「チェックリスト」についてまとめてみました。


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チェックシートとは



~チェックシートとは~

日時・項目などが記載された用紙に☑するだけでデータ収集が効率的かつ効果的に、そして確実に行えるようにする記録用シートの事

チェックシートを用いる事で簡易的にデータを収集することが可能となります。


またチェックシートを活用することで普段見落としがちな場所や項目を防ぐことにも繋がります。


チェックシートを用いて集めータデータは、基本的にグラフなどに利用し改善などにも役立つためものづくりにおいては必須toolと言えます。


上述のグラフの活用というのは簡単に言うと「数値化」を狙い客観的事実の下で管理を行うことを示しています。


数値かを怠ると感覚・主観などで判断を下すことになり、信憑性のない管理・改善となります。


そこで「調査用」→「点検用」というチェックシートの活用を行い、数値化は勿論、改善・管理に運用していきます。

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チェックシートの見方・メリット



【チェックシートの使う場面】
データを収集する時
見落としを把握したい時
客観的事実を知りたい時
現状は把握を行いたい時

【チェックシートのメリット】
明確なデータ収集
記録を残せる
特徴や変化が分かる

チェックシートは項目の「層別」を行うことで、今まで浮き彫りにならなかった事実と巡り合うことがあります。


また集計した数値データをパレート図などに活用していく事で事実を重点的に、効果的に把握することが可能となります。

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チェックシートの種類



チェックシートは大別すると二種類に分類され、目的や用途が変わってきます。

【調査用チェックシート】
不適合項目調査用チェックシート
不適合要因調査用チェックシート
度数分布調査用チェックシート
欠点位置調査用チェックシート

【確認用チェックシート】

調査用チェックシートとは、4つの活用法に分類され、必要とされる目的を記録するときに用いられます。


例えば「どの製品の位置に以上がみられるか」「分布の形状はどのようなものか」などが挙げられます。


確認用チェックシートはあらかじめ点検項目を決めておき、それに、したがってチェックを進めていく方法となります。


例えば「備品の在庫確認」「自動車の点検リスト」などが挙げられます。


不適合項目調査チェックシート


どんな異常が、どのような頻度・傾向で起こっているかを記録するために用いられます。


この時、予想される不適合項目を表に書き入れておき異常個所を見つけるたびに該当欄に☑をしていきます。



不適合要因調査チェックシート


不適合要因に関して要因別に層別してチェックを行い、不適合の発生個所を調査するために用いられます。


設備①と設備②だけで分類すると合計が15と35なのでかなりの差が生じていますが、各設備をさらに層別を行うと、実際に差はそこまで大きくなく、設備間には傾向がみられる事が分かります。


このように「チェックシート」×「層別」を行うことにより問題の発掘に役立ちます。



度数分布調査用チェックシート


数量や重量などの分布を把握するために用いられます。


「ばらつきはどうなっているのか」「中心値はどこか」などを把握することが可能となります。



この判明した分布というのはグラフに活用が可能であり、その時用いる手法がQC7つ道具の「ヒストグラム」になります。

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欠点位置調査用チェックシート


どこに・何が・どんな異常が・どれくらい発生しているかを知ることが出来ます。


調査する前に対象の図や画像などを活用することで異常個所の把握が視覚的に把握することが出来ます。


一般的に不良は全体的に、また不規則に発生するものではなく、特定個所にある規則にそって発生することが多いとされています。


またこの欠点位置調査用チェックシートを過去の物から現在の物までまとめる事により、新たな発生個所の把握、また傾向をつかむことが出来ます。





点検用チェックシート


日常管理を行う上では点検用(確認)チェックシートの存在は欠かせません。


点検用チェックシートを日常的に活用していく事で、点検や個数の確認を行う際に見落としを防止することが出来ます。


もし同じ不具合が発生している場合再発防止対策を行う必要があります。


再発防止策を講じる事を視野に入れる為には、保管の履歴を残すことが重要となります。


この履歴には「日時」「製品番号」「ロット」「氏名」などを記入しましょう。




点検には大別して二種類の点検があります。

【日常点検】
日常的に行う点検の事

【定期点検】
一定期間ごとに行う点検の事

日常点検を行うことで確かに未然に欠点を把握することが出来るかもしれませんが、モノづくりは時間効率も考慮しなければいけません。


そのため出来るだけ最小限の工程を目指すために日常点検の扱いも注意していくべきです。


また定期点検や保守点検を点検用チェックシートを活用していく事で、物の劣化度合いを把握・記録し、対処を講じる事で全体的なコスト削減にも繋がります。


チェックシートの効率的なステップ



チェックシートの特徴や種類について述べてきましたが、次はチェックシートを活用するにあたり、要所要所のポイントをまとめてみました。

ステップ1:目的の明確化


実際に活用できるデータを採取することが大切になります。そのためには目的の明確化、つまり生産性のある目的を選定することが重要となります。


ステップ2:シートの選択


数あるチェックシートから目的に合ったシートを選定します。今後の作業がスムーズに行えるシートの選定を意識しましょう。


ステップ3:シートの作成


5W1Hを意識してデータが取りやすいチェックシートの作成を行います。


ステップ4:シートの確認


3現主義に基づいてシートの確認を行います。


ステップ5:データの解析


パレート図やヒストグラムを活用して真の実態を把握します。




チェックシートの作成手順



チェックシートの作成手順を簡単にまとめていきます。手順としては6段階に分かれます。


1)ゴールの明確化
2)チェック項目の選定
3)層別の決定
4)シートの全体像の決定
5)項目にチェック
6)必要事項の記入


上記の基本手順を行うことで、外れのない一般的なチェックシートを作成することが出来ます。


QCストーリーとチェックシート



QCストーリーとは問題解決を手順化したもので、8つのステップに分類されます。

1)テーマの選定
2)現状の把握
3)活動計画の作成
4)要因の解析
5)対策の立案
6)効果の確認
7)標準化
8)反省と今後の計画




このステップ4の要因解析で活用するのがチェックシートであり、QCストーリーの根本的な問題を把握することは勿論、客観的に要因を明確にすることが可能となります。


またチェックシートをもとにしたパレート図やヒストグラムなどを活用し今後の課題の発掘などにも役立ちます。


以下の記事で詳しくまとめておりますので興味ある方は↓↓↓

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まとめ


チェックシートを活用することで時間効率の改善などが見込める

欠点の傾向や対策などが講じやすい

日常的に行うことで見落としがなくなる



いががでしたか?
今回はQC7つの道具の一つである「チェックシート」について述べさせていただきました。


チェックシートは日々の管理をする際にも重宝されますし、QC検定でもよく出題されます。種類ごとに特徴があるのでしっかり把握し、間違えないようにしましょう。


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