5Sの清潔の事例について。清潔の本当の意味と意識するポイントについて考える。

2020年4月8日水曜日

5S QC検定



皆さんは正しい5Sの清潔を意識できていますか?


5Sの清潔とはどんな時、誰が見ても「綺麗な状態」と感じる環境を維持していく事です。


しかし「綺麗な状態」という漠然とした枠組みの中では、実際どれが適切で何が不適切なのかあいまいになる方も多いかと思います。


そこで本記事は5S清潔の事例や、清潔が示す本当の意味と意識するポイントについてまとめていきます。



5S活動とは



5Sと言われれば、皆さんは何を想像しますか?


恐らく「綺麗にする事」「整頓する事」などの答えが多いでしょう。


5Sとはそのようなシンプルなものではなく、有効的に活用していく事で、最大限に効果を引き出すことが可能となります。


しかし5Sとはそのような単純なもので終わらせてしまうとただの掃除の声掛けとなり、とても非効率な活動となります。


また5Sとは合理的な作業を推進していくうえで、会社での働く環境を整えて、それを継続していく活動であり、「整理・整頓・清掃・清潔・しつけ」という日本語の頭文字をとり「5S」と呼ばれています。


・整理 (不要なものを片付ける)
・整頓 (必要なものを適切な場所に準備)
・清掃 (異物を除去)
・清潔 (汚れのない綺麗な状態が維持)
・しつけ(決めたことを必ず守る)


上記の5つの活動を徹底することで品質においても、仕事効率においてもプラスに転じ、職場環境も改善され、働きやすい環境を構築する事が出来ます。



5S・管理・改善の関係



5Sとは単に身の回りを綺麗に整理・清掃するのではなく、本当の狙いは効率的な職場環境の構築を目指す。


つまり5Sは管理改善基盤の構築をするという事です。


今流行りの何かを真似することで必ずしも自社が成功するとは限りません。


成功するためにはオリジナルにするための改善力が必要となります。


つまりその流行りの何かを以どのように自社の強みとマッチさせるかがポイントとなり、それが管理・改善の基盤となります。


より良い結果に近づくためにはビジョン」「仕組み」「マネジメント(改善基盤)の3つがうまく連動させていく事が重要となります。


特に「ビジョン」にフォーカスして考えてみると、世界情勢はめまぐるしく変化しているので、迅速な行動が必要とされます。


その時役立つのは最近よく耳にするOODAループです。


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この時優れたマネジメントを作っていくためには「見える化」「人材育成」「5S活動」の3つの柱が重要となります。


5S活動などを通じて知恵を共有しあいながら改善し、その結果をさらに見える化する事により、職場全体を巻き込んでいきます。


上記を意識することで、職場環境が改善され管理できることは勿論、人材の育成にも影響していき、組織力の底上げに繋がります。


以下の記事で整理・整頓・清掃・清潔・躾、5Sの全てについてまとめています。興味ある方は↓↓↓

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清潔とは



清潔とは「どんな時に」「誰が見ても」「綺麗だと思う」状態を維持していく活動の事を指します。


つまり清潔とは整理・整頓・清掃が繰り返され、汚れのない状態を維持している事とも言えます。


基本的に初めから綺麗な職場であれば大抵はその職場を汚してしまう事に抵抗が生まれます。


つまり一度清潔にな環境を構築することで、後はその環境を維持していく事が重要となります。


またこれらの流れ、関係について広く考えてみると、整理・整頓・清掃をまとめて「3S」とくくられます。



この3つを継続的に維持改善していく事で常に職場環境が「清潔」に保たれるということですね。


職場環境の清潔を意識し、継続していくことで新たな発見に出会えるかもしれません。


その気づきを共有する事でよい職場環境を築けるでしょう。


さてこの5Sの清潔に関してですが大きく分けると以下の二つに分類できると考えられます。


①製造現場の5S清潔
②日常的な5S清潔


それではまず初めに製造現場の5S清潔について考えてみます。


製造現場の5S×清潔



多くの場合、5Sの清潔と言うのは製造現場をイメージする人が多いかと思います。


特に「清潔」に関して言えば企業イメージにも繋がるので、 「ものづくり」に一番近い製造現場と言うのは最も意識していかなければいかない環境となります。


逆にこの清潔感と言うのを維持できれば、清潔と言うのを強みに出来ればそれは企業イメージの向上にも貢献します。


自信がある企業などは、外部監査時などあえて職場を明るく見せて、職場管理のレベルを公開するあえて「見せる化」を意識していくのも良いでしょう。


さてこの製造現場における清潔に関してどのような事を意識していいのかというと以下の2つの行動を徹底することが重要となります。


・定期巡回点検
・色による意識の改革


さてまずは定期巡回について触れていきたいと思います。



定期巡回点検


当たり前の事ですが、職場は基本的に利用している人たちで責任をもって維持していく事が重要となります。


しかし働いている人たちのみで管理していくと、油断見落としなどが起きる事もあります。


そこで導入するのが定期巡回点検です。


多くの企業が導入しているとは思いますが、月に一度は定期巡回点検を実施する事で改善が必要な職場に対してフィードバックを行い、改善活動を促していきます。


また定期巡回点検だけに時間が取れないというときは、安全」「環境」の巡回も並行して行っていくといいでしょう。


これも基本ですが巡回前はチェックシートを事前に作成してから行きます。

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色による意識の改革


清潔は誰が見ても綺麗な状態を維持していく事がPOINTですが、その意識づけには「良い」「悪い」をはっきりさせる事が重要となります。


このはっきりさせると言うのは、色を駆使して意識の改革を行うという事です。


例えば以下のような環境があるとします。


これは危険個所をラインを用いて色別しているのと、モノの位置を明確に示しております。


危険物の場所に一般品が置かれていれば勿論NGですが、ラインから物がはみ出ていてもNGとなります。


このようなはっきりと目視できる明確なルールがあると異常に気付きやすく迅速な対応が可能であり清潔本来の目的である、誰が見ても綺麗な状態を維持する事が出来ます。



日常的な5S×清潔



さてここまで製造現場の清潔について触れていきましたが、日常業務の清潔はどうでしょうか。


これは意外と無意識で行っている方が多いかと思いますが、とても大事な事なので紹介していきます。


それはコンセントコードの整理です。


例えば以下のような状態ですが意外と多いのではないでしょうか?



図のようにまとめすぎは考え物ですが、ある程度は結束バンドのようなものでまとめておくのがベストです。


まとめる事で見た目がすっきりすることは勿論ですが、オフィスの安全にも繋がります。


やはり電気を使うものは断線などのリスクもあり、またコードが長ければ躓いて転倒の恐れもあります。


また電気周りに関連してタコ足配線の管理を行うことも重要となります。


基本的に電気容量的には平気なものが多いですが、ほこりの影響をもろに受ける場合があります。


ほこりは火事の元になる為ボタン式の配線である事、そして雷でデータの消失を防ぐために雷ガードタイプを所持していることがベストです。


これらのタイプは普通のタコ足より値段は張りますが、それでも2000円ほどです。


業務に必要なPCなどを確実に守る事が可能なので取り換え時期の方は交換を検討されてみてはいかがでしょうか。



まとめ



・いつ・どこで・誰が見ても綺麗と感じる環境
・整理、整頓、清掃を含めた3Sを清潔
・清潔は色による意識の改革
・タコ足配線は気を付けるべき


いかがでしたか。
今回は5Sの清潔についてまとめてみました。


次回は5Sの躾についてです。それでは!

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