5Sの整理のpointについて。要らないものを処分して改善する整理の基準とは

2020年3月18日水曜日

5S QC検定



皆さんは正しい5Sの整理が出来ていますか?


整理というのはただ単に「物を片付ける」だけでなく、「情報を整理する」事にも目を向ける事が重要となります。


本記事では5Sの整理についてからアイディアまで分かりやすくまとめていきたいと思います。


5S活動とは



皆さんは5Sと言われれば何が頭に浮かびますか?


恐らく大半は「掃除する事」「整理整頓」などと答えるでしょう。


しかし5Sとはそのような単純なもので終わらせてしまうとただの掃除の声掛けとなり、とても非効率な活動となります。


5Sとは合理的な作業を推進していくうえで、職場の環境を整備し、維持していく活動であり、「整理・整頓・清掃・清潔・しつけ」という日本語の頭文字をとり「5S」と呼ばれています。


・整理 (不要なものを片付ける)
・整頓 (必要なものを適切な場所に準備)
・清掃 (異物を除去)
・清潔 (汚れのない綺麗な状態が維持)
・しつけ(決めたことを必ず守る)


上記の5つの活動を徹底することで品質においても、仕事効率においてもプラスに転じ、職場環境も改善され、働きやすい環境を構築する事が出来ます。



5S・管理・改善の関係



5Sとは単に身の回りを綺麗に整理整頓、清掃するのではなく、真の狙いは効率的な職場環境の構築を図る事。


つまり5Sは管理改善基盤の構築をするという事です。


今流行りの何かを真似することで必ずしも自社が成功するとは限りません。


成功するためには自己流にするための改善力が必要となります。


つまりその流行りの何かを以下に自社の強みと融合させるかかが重要となり、それが管理・改善の基盤となります。


より良い結果に到達するためにはビジョン」「仕組み」「マネジメント(改善基盤)の3つがうまく連動しないと到達するのは難しいでしょう。


特に「ビジョン」に関して言えば、世界情勢はめまぐるしく変化しているので、迅速な行動が必要とされます。


その時役立つのは最近よく耳にするOODAループです。


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この時優れたマネジメントを構築するためには「人材育成」「5S活動」「見える化」の3つの柱が重要となります。


5S活動などを通じて知恵を共有しあいながら改善し、その結果をさらに見える化する事により、関連ではない人たちにも周知していきます。


上記を徹底することで、職場環境が改善され管理できることは勿論、人材の育成にもプラスに転じ、組織力の底上げに繋がります。


以下の記事で整理・整頓・清掃・清潔・躾、5Sの全てについてまとめています。興味ある方は↓↓↓

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整理




整理活動は先ほど不要なものを片付けると述べましたが、実際にどういった整理が高い効果をもたらすのかについて触れていきたいと思います。


働く職場、特に5Sと言うと工場内でよく飛び交うイメージのある言葉です。


工場には様々なものが混在しており、工具・書類・備品などがそこにはあります。


これらは捨てなければ溜まっていきますが、会社には多くの従業員が存在し、個人の独断で物を捨てる事が厳しくなり物がたまっていくのが現状です。


この場合いらないものといるものを区別して処分する事を整理と呼べます。


しかし整理とはただ単に「モノを整理して掃除した」ですませてはいけません。大切なのは最新の情報の整理情報の共有を図れる整理を行うことです。


最新情報の整理


私たちは働いていくうえで、個人としても組織としても常に前進しています。前進しているということは常に新しい情報を得て行動し形にしているということです。


その形にしたものというのは過去のものから最新なものまで残っており、この「過去」と「最新」をはっきりと区別し整理することが大切となります。


そうすることで、より効率的な仕事効率に繋がります。


情報の共有を図れる整理


最新の情報というのは生ものであり、より情報の共有が早ければ早いほど、確実性高い情報が共有されます。


そのためには最新情報をどういった形でまとめればいいのか考える必要があります。


ノウハウであれば短編にまとめたり、データであればより理解しやすいファイルを作成するか。


そういった考えの整理もとても重要になってきます。



製造現場における整理



さて先ほどお伝えした最新情報の整理・情報の共有を図れる整理を踏まえたうえで、5Sが重宝される製造現場ではどのような整理の取り組みがあるのでしょうか。


5Sのなかで最も簡単な整理が出来なくては他の4Sは勿論達成することが出来ませんし、職場環境の悪化にも繋がり悪循環になります。


そうならないためにも5Sの整理は決して甘く見てはいけない重要な活動となります。


この重要な活動を促すために重要なのはきっかけを持たせるという事です。


やらなくてもいいではなくやらなければいけないという職場環境の構築をする事で整理活動のトリガーを引いてあげます。


それではやらなければいけない職場環境づくりというのはどのようなアイディアがあるのでしょうか。


整理と写真の活用


一番簡単な例としてはすでに整理された状態の写真を撮り、コメントと共に提示しておくことです。


第一に仕事をするうえで、数値データグラフの活用というのは周りに認知してもらいやすく、ここでもその常識は同じで、簡単に理解できる方法の写真で理解を促すのがアイディアとして挙げられます。

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写真を撮る際はいい例と悪い例、両方を提示することで作業者の理解が深まります。


わざわざダメな例を提示されてるのにも関わらず、あえてするような作業者はなかなか存在せず、いるにしてもそれは確実に人数は当初より激減します。


また写真をその作業場でのみ拡散するのではなく、全体に認知させることが重要となります。


例えば以下のように↓↓↓(あくまで一例です)



「○○工程で××という5S活動が行われた」というのを朝礼などで周りにも知ってもらう事で、他の工程や仕事場でも5S整理の連鎖が起きるかもしれません。


せっかくの活動を活動をしました⇒終わりではもったいないです。


周りを巻き込みよい職場づくりを先駆けていきましょう。



整理と不用品の処分と基準


整理改善の拡散は先ほどの様に写真を用いて示していくのが良いですが、不用品の処分はどのようにしていけばいいのでしょうか。


というのも会社には多くの従業員が働いていてその分持ち物や道具というのは増えていきます。


5Sの整理を行っていくうえでこの要らないものを処分するという事は、持ち主不明なものも整理していかなければいけないのでなかなか骨が折れます。


全社員に声掛けが出来れば一番いいですが確実に非効率です。


そんな時は保管BOXを作ります。




誰のものか分からないグレーゾーンに位置するものはいったん保管BOXに保管し、期日を過ぎたら捨てるというような対応をしていきます。


勿論最終的に処分まで行ってしまうので、この事実は確実に全社員に伝えなければいけません。


このように物の持ち主も探していたものを見つける事が出来、整理も進むので互いにWinWinなので保管BOXの活用はとてもお勧めです。


また保管BOXのみに頼るのではなく、基準を設けるのも一つの手となります。


基準を設ける事で、各々の判断で処分する事が可能となるのでこちらの方が小回りが利くかもしれません。


規準例として工具類であれば不要に感じたものは一時的に倉庫に保管し、その後一年たったら処分など。半製品であれば1か月の保管で十分でしょう。


まとめ


・最新情報の整理、情報共有の整理が真の整理

・5S整理は周りを巻き込んで行う

・保管BOXはお勧め


いかがでしたか。今回は5Sの整理についてまとめてみました。次回は整頓についてです。

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