品質管理で用いるグラフとは?QC7つ道具におけるグラフの種類やメリット・目的について分かりやすく解説

2019年9月17日火曜日

QC7つ道具 QC検定



データをグラフに置き換える事で、実態や仕事の進捗を単純明快に理解することが出来ます。


特に品質管理という職は統計分野を駆使する事が多く、「データ」と「グラフ」の関係は切っても切れない関係になっています。


グラフは数あるQC7つ道具の中で最も多く活用されているツールであり、品質管理という枠組みを超えても多くの分野で活躍しています。


今回は仕事の効率化に必要不可欠な「グラフ」の種類や目的についてまとめてみました。


前回の記事では散布図についてまとめています。興味ある方は是非↓↓↓

QC検定3級 5分で解説。「散布図」攻略

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グラフの目的・特徴・メリット



ーグラフとは【JIS Z 8114】-
グラフとは図による表現であり、通常座標内で二つ以上の変数の間の関係を表したもの


上記のように定義されており、時系列な変化や全体像の把握などが目で見て分かるように表現されたものです。


私たちが生活するうえでニュースなどの映像、スクリーンに映し出されるものは文章を羅列したものではなく、必ずと言っていいほど、グラフや数値を活用して「限られたスペースで、限られた情報で分かりやすく相手に伝える施策」がなされています。


つまりグラフを活用する事、集められた言語データ・数値データをグラフ化すれば状況や実態を一目で把握することが出来ます。


以下の記事で数値化の種類や重要点をまとめています。興味ある方は↓↓↓

計量値と計数値の違いとは?例を用いて分かりやすく解説~計量値・計数値・検査の関係にも触れていく

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これらを踏まえて、いったんここでグラフ化する事におけるメリットをまとめていきたいと思います。

グラフ化のメリット 1)慣れれば容易に作成可能
2)結果や状態を簡易的に視認できる
3)結果に対する興味が集まる
4)結果をより具体的に把握できる

私はこのメリットの中でも3)、4)が最大の強みであると考えます。


品質管理に携わる限り、事実に基づいた結果を示し、それを伝えていく事が重要になります。


この事実の認知は文章よりはやはりグラフのほうが理解しやすく、なにより人間の心理的に簡易的にまとめられたものはシンプルに興味が湧きます。


文章でダラダラと説明されるより、グラフ一つで説明された方が理解が深まるものです。


例えばこれはQC7つ道具の「グラフ」の枠組みからは外れてしまいますが、「パレート図」はとても結果が把握しやすく次にどういった行動をすべきなのかも示してくれるtoolとなります。

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このようにグラフ化は単に結果を伝えるのではなく、結果をもとに次に何をすべきか、何が問題なのか「自ら考える事」を促すtoolともいえます。



グラフの種類・目的



QC7つ道具のグラフの種類としては大別して以下5つに分類されます。


・折れ線グラフ
・棒グラフ
・円グラフ
・レーダーチャート
・ガントチャート




折れ線グラフ


横軸に「時間」、縦軸に「データ量」を取り、それぞれのデータを線で結んだグラフです。データの増減を瞬時に把握できるメリットがあります。


製造業であれば、不適合品率・歩留まり・売上高などの推移を時間経過ごとに図に表したりします。


【折れ線グラフの特徴・目的】
縦軸に「データ」の大きさ、横軸に「時間」の経過を示し変化や傾向をつかめる
点の高低で数量の大小を表す。



棒グラフ


縦軸に「データ量」を取り、棒の高さでデータの大小を表したグラフです。


データの大小が、棒の高低で表せるので、データの大小を比較するのに適しています。


例えば、事業所別の損失額はどれ位か?金額にしていくら差があるのか?などを表すときに適しています。


【棒グラフの特徴・目的】
棒の長さで数量の大小を表す
目標の達成・未達成が把握しやすい



円グラフ


360度の円を全体として、その中に占める構成比を扇形で表したグラフです。


面積によって構成比の大小が分かるので、構成比を示すのに使われます。


例えば一日の行動スケジュール・月の売り上げなどが挙げられます。


【円グラフの特徴・目的】
全体を円で表し、面積で各項目の割合を表す
内訳を表すのに優秀



レーダーチャート


多項目評価する場合に使います。


「過去と現在」、「人と人」など、データどうしの比較がしやすいグラフです。


例えば自己診断の結果などによく活用されています。


【レーダーチャートの特徴・目的】
中心から項目の数だけ、レーダー状に直線を引く
項目評価の把握などに使う
通称「蜘蛛の巣グラフ」



ガントチャート


計画と実績を色別で比較します。


計画に対する進捗を管理していく場合に用いられます。


例えば一年の生産計画とその計画の実績の比較などを行います。


【ガントチャートの特徴・目的】
縦軸に項目、横軸に日付を取り、計画と実績を表す
日程計画や進捗管理に利用



QC検定3級のグラフ攻略



この記事をご覧になってくださっている人は品質管理に携わっている・もしくはソ連に関連している人が多いかと予想されます。


そこで品質に関して理解度が測れる「QC検定3級」におけるグラフの攻略ポイントをまとめてみました。


グラフに関してQC検定3級で問われるのは、とても単純で、


与えられたデータに関して、目的とする内容を表すものを選択すること。


つまり

この文章はどのグラフを示しているか適当なグラフを選択せよ

のような問題が出題されます。
よって、そのグラフの特徴さえ覚えてしまえばこの範囲は理解度は十分と言えます。



まとめ


グラフの種類と目的は確実に押さえる。

・折れ線グラフ=「データ」×「時間」

・棒グラフ=データ量を高さで表す

・円グラフ=円の面積で割合示す

・レーダーチャート=蜘蛛の巣グラフ

・ガントチャート=「計画」と「実績」の比較

・簡単なので勉強時間はあまりとらない。


いかがでしたか?今回はQC7つ道具の一つのひとつである「グラフ」についてご紹介いたしました。


次回は層別についてです。それでは!

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